第19回日本股関節鏡研究会会長
藤田医科大学ばんたね病院整形外科
金治有彦
開催テーマ:The future of hip arthroscopy is now ―今を問い未来を拓く―
この度、第19回日本股関節鏡研究会を2024年9月21日土曜日にウインクあいちで開催いたします。伝統ある本研究会を開催する機会をいただきましたことを大変光栄に存じます。
本研究会は、臨床及び基礎研究を含む討論、意見交換を通じ、日本における股関節鏡視下手術手技の普及と発展を目的とし、患者のQOL向上に貢献していくことを目指して発足しました。過去の本研究会では股関節鏡視下手術やFAIや境界型臼蓋形成不全に続発した関節内・外病変に関する多くの臨床及び基礎研究が報告され、毎年熱い議論が交わされてきました。
今回の研究会のテーマは、「The future of hip arthroscopy is now ―今を問い未来を拓く―」としました。近年、整形外科学会領域においてもロボット手術や再生医療など多くの新規治療が導入されておりますが、低侵襲関節温存治療である股関節鏡手術についてもさらなる発展・進歩が期待されています。股関節鏡視下手術の将来の方向性が決定されるのはまさに今、この瞬間であります。第19回の本研究では股関節鏡手術の「技」と「知」に焦点をあて、過去や現在を見つめ直し、そのうえで股関節鏡手術の未来を語り合える会にしたいと考えています。
コロナウィルス感染症の蔓延以降、現地開催が中止された時期がありましたが、2022年9月に渡邊宣之先生が第17回日本股関節鏡研究会を名古屋で、2023年9月に山崎琢磨会長が第18回日本股関節鏡研究会を広島で現地開催され、対面での研究会の良さを再認識しました。第19回も第17回と同様に名古屋で現地開催をさせていただきます。参加者の皆様に楽しんでいただける研究会にするつもりですので、是非ともご参加ください。名古屋でお待ちしております。
2023年12月吉日